講義04 状態空間表現と伝達関数表現の関係
古典制御と現代制御の関係に近い
状態空間 -> 伝達関数 は一意に変換されるが、
伝達関数 -> 状態空間への変換は、状態ベクトルをどのように定義するかで、選ぶことができる
伝達関数表現から状態空間表現への変換
下記の伝達関数を変換する
分子を通分する
ここで を下記のように定義すると
は下記のようになる
の方は、
これに [tex: \frac{d2}{dt2} x(t)] と [tex: \frac{d2}{dt2} x(t)] を加えると
これから状態方程式を作ることができる
また、 については、
となり、同様に観測方程式を作ることができる
状態空間表現から伝達関数表現への変換
下記の状態空間表現を変換する
について解くと
これを用いて、 について解くと
参考文献
この記事は以下の書籍を参考にしましたが、
私の拙い知識で書いておりますので、誤り等ありましたらご指摘ください