LTspice備忘録 モデルのインポート2
LTspiceで電気回路シミュレータを行う上での備忘録
今回は、メーカーが提供しているモデルのインポート方法として、他のライブラリと同じく登録する方法を紹介する
モデルデータのダウンロード
まずは、各メーカーの商品ページからモデルデータをダウンロードする
今回は、TOSHIBA の フォトカプラ TLP291(SE の場合を紹介する
下記のページにアクセスし、ドキュメントの下図からzipファイルをダウンロードする
TLP291(SE | 東芝デバイス&ストレージ株式会社 | 日本
ライブラリの場所の確認
通常のライブラリの場所は、LTspiceでコンポーネントの追加を実行する際に確認できる
F2キー、もしくは、Edit -> Component、ツールバーの「Component」で、「Select Component Symbol」のウィンドウが表示される
このウィンドウに、デフォルトのライブラリフォルダが表示されている
モデルデータの配置
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、中のファイルを上記で見つけたライブラリフォルダ以下に配置する
TLP291(SE の場合は、下記のシンボルファイル(asy)と、モデルファイル(mod)が含まれている
それぞれ下記に配置する
- TLP291_SE.asy -> [ライブラリ]/LTspiceXVII/lib/sym
- TLP291_SE.mod -> [ライブラリ]/LTspiceXVII/lib/sub
回路図にインポート
LTspiceの通常のコンポーネントの追加から TLP291_SE を選ぶことができる
サブフォルダを用意する場合
lib/sym や lib/sub ではなく、サブフォルダに整理したい場合は、シンボルファイルの編集が必要になる
例えば、
- TLP291_SE.asy -> [ライブラリ]/LTspiceXVII/lib/sym/importsym
- TLP291_SE.mod -> [ライブラリ]/LTspiceXVII/lib/sub/importsub
に配置した場合は、
TLP291_SE.asy の下記の記述を変更する必要がある
SYMATTR ModelFile TLP291_SE.mod
-> SYMATTR ModelFile importsub/TLP291_SE.mod
私の拙い知識で書いておりますので、誤り等ありましたらご指摘ください